ひ と ひ ら の 自 由

 


もう2度と戻れない過去と。
振り返ることさえ許されない現在と。
喪失が待ち構えている未来と。

自由という名の、握り潰した傷跡。

 

「…また書くんか!」と思われがちだと分かっておりますが、またやります(笑)。
他の取り上げろよ、ビバビバとか(ええー)。

月日が経つにつれ、どんどん重ねられていく気持ち。ぜんっぶ残しとくべや(´ー`)。

ドームビデオを観ました。
『ひとひらの自由』、おそるおそる観ました。
構えて観ないと、向こうからくる目に見えない慟哭に張り倒される。

と、思ってたら、ハッキリと目に見える慟哭。

すごかったね。
なんだかもう、「すごかった」としか。
観終わった後、『高速道路』が始まっても、ずっと放心状態でした。
涙も出やしない。

あれはなんだろうね、
あんな風に歌う人達、そうそういないよ。
そして、あんな風になってまで歌う歌も、そんなにない。

優しいラブソングや、激しいナンバーと、たくさんの引き出しをもっているソングライター。
けど、どこまでいっても、どの曲にもそれとなく込められているもの。

喪失。

 

僕は、あまりに多くの何かを失い過ぎて、何も感じなくなるギリギリだった。

 

『ひとひら』のシングルに寄せられた、セルフライナーノーツの一部分。
"何か"とは、なんだったんだろう。何にでも捉えられるけれども。

 

「それでも信じて生きてゆくしかないじゃないか!」

 

痛ましく聞こえるのは、何故かな。
どうして、こんなに悲壮感がありありと心に響いてくんのかな…。
まるで、自分自身に向けて、必死に言い聞かせてるみたいで。

「失ってばかりだけど、それでも生きてゆくしかないじゃないか ――― ………」

最初は、失い過ぎて相手の嘆きすら汲み取ってあげられなくなってるのかなと思ってました。
そんな自分に失望してるのかな、「だいじょうぶだよ」と、優しく言ってあげる事もできなかった自分に対して。
でも、それ以前やそれからのたくろうさんの行動や、話を聞いてると、もしかしたら逆かもしれないと。

「だいじょうぶだよ」って言って欲しかったのは、誰よりたくろうさん自身だったんじゃないかと。
そう前から思ってたんですが、ドームツアーの『ひとひら』を聴いて、確信となりました。

生きるという事は、日々何かを失い続けてゆくという事。
それでも、いや、だからこそ。

 

「大丈夫だよ」って言ってあげられる器が欲しくて。

 

そう言える男でありたいと。
「大丈夫だよ」って心から言える強さを欲しがってたんだなと、思いました。

この曲が作られたのは、HEAVY GAUGE ツアーの真っ最中で。
ほぼ同時期に、『テッコのホリークリスマス』も作ってたみたいで。
何か重なるんだよね、この2曲。

よく言われる、"幕張以後"のGLAY。
幕張以後…それはそれは大変でした(^^;)。
たっくんは完全に空っぽマンとなり、「GLAYここで終わっていい?もう俺死んでもいい?」と、意味不明になり。
たっくんのメンタリティーに触発されやすいてっこさんも不安定になり、「GLAYやめたい」と言い出してしまい。
それでも時は過ぎ、何とか持ち堪え、明けて2000年。

『HEAVY GAUGE』を携えて、GLAYさんは100本ライブの旅に出掛けました。

笑顔を排除したライブ。
前半は、そんな重苦しい雰囲気に包まれて、だんだん煮詰まってゆくメンバーとファン。
「前までのライブの方が楽しめた」というシビアな感想も、チラホラとオフィBBSであっても投げ込まれてました。
じろうさんが泣きながら舞台袖に消えたライブもあれば、てっこさんがキレて言葉で誤解させたライブもありました。

混沌としていたこの時期に作られたのが、『ROCK ICON』です。
「いったいこの先どーなるの…」と不安だらけだった、前半戦ライブ。
ROCKらしいといえばROCKらしい、明日の見えない毎日。
しかし、前半最終日の北海道公演で、迷いと共にあった日々は終わりを告げました。

 

「バンドの在り方について、一から考え直していくのがこのツアー。
  やり続けて、悩んでる姿、もがいてる姿、ひとつひとつを歌に込めて成長していきたい」

 

当時の読売新聞に掲載された、タクロウさんのインタビューです。
こういうライブ、ツアーになるのを、たぶんこの人は予測してたのかもしれない。

『HEAVY GAUGE』の一節にある、『夢を踏む』という事。
あまりにも大きい、幼い頃からの夢は、あらゆるものを一瞬にして飲み込んでしまった。
ポッカリと心に空いた穴。深過ぎる喪失感。夢を見れない焦燥、生まれる絶望。

 

「GLAYは、死んだ」

 

と、タクロウさんは言ってました。
クレアシオンVol.5、幕張直後のインタビューです。

何よりも大切にして、守ってきたもの。
普通は、決して認めたくないっていうか、受け入れがたい終焉。
けれど、思い知ってしまった、自分で納得してしまった、終わり。

どんなに辛かっただろう。

…と、ここまで書いて「CAST」を読みました。
“こういうライブ、ツアーになるのを、たぶんこの人は予測してたのかもしれない。”
とか、すぐ上で書いてたけど、予測どころじゃない、完全に覚悟してたんだなと。

あ、「解散しよう」とか、「もうやめよう」とかいう覚悟じゃなくて。
絶対に潰れない覚悟。

そして、ひたすら走って、走り続けて。
『HEAVY GAUGE』ツアーは終盤を迎えつつありました。

ライブの合間合間に作られていった曲が、『ひとひらの自由』。
レゲエ調。曲調は、ボブ・マーリーの『No woman,No cry』と重なります。コードが同じ。

さぁ、いくで。
管理人さんの全てを賭けた(笑)暴走を、どうぞ。

99年から2000年にかけて、色々な出来事があった。
…という事は、以前から常々たくろーさんは話してて。

上にも書いたように、幕張の後にきた脱力感も襲ってきたりして。
更には、仲の良かった…同じ志を持った同年代のバンドが相次いでその生命を終えたりして。

で、99年にGLAYさんはレコード大賞受賞&有線大賞受賞&紅白に出場したんだけれども。
華やかなビジネスのその裏にある、ひどく醜い事情を知ってしまった事もあって。

あと移籍でゴタゴタしたような。訴訟までいったしね。

 

「純粋に音楽をやっているだけではダメな状況まで陥ってしまった。
   ただの仲良し4人組ではいられなくなってしまったんだ」

 

思えば、たくろさんがてっこさんに「ギターと歌だけで、バンで全国を回ろう」って持ち掛けたのは。
この頃が最初だったのかなぁ。2〜3年前って、まさにこの頃だったのかもしれないね。
現実逃避?てっこさんは「いやだ」の一言で却下したんですが(笑)。
行かなくて正解だったかも。行ってたら、もしかしたらそのまま帰ってこなかったかもしれない(しみじみ)。

いや、何が正解で何が不正解だなんてのは、この際分からんのですが。

とどまることを知らない勢いで、先人が足を踏み入れたことはない場所へと疾走してたようなあの頃。
500万枚売れて、スタジアムツアー、ドームツアー、20万人ライブと、夢をどんどん越えて。

けど。
陽の光があたるところには、必ず影が出来るように。
人が織り成す世界もまた、いつしか澱み…痛みが相反するように、訪れる。

てっこさんが、「脱退したい」と、打ち明けました。

これは大変。
GLAY始まって以来の、特大の危機。
「解散するか、活動停止するかで話し合った」と、当時のインタビューでも言ってたけども。
てっこさんが口火を切るカタチだったとは、全然思ってなかった。
「そんなはずない」って、頭のどこかにあったから。ただの思い込みに過ぎないのに。

「99年10月頃から、この問題は始まっていた」という事だけど、ホントはもっとずっと前からかも。
この時期のてっこさんの荒れっぷりは本当に凄まじくて、「ヤバイヤバイ」と危惧してはいたんだけどね。
時間は経っていても、直接たっくんの口から聞くと、こう、立ち尽くす思いです。

たっくんにとっては、痛恨の一撃というか、大打撃だったと思う。
GLAYをやる上で、これ以上の喪失はないよ。
自分が丹精込めて作った歌を託す人が、目の前から姿を消すかもしれない。
ずっと一緒にやってきた、同じ喜びや苦しみを味わってきた仲間が、いなくなるかもしれない。

たくろうさんは、「永遠」が欲しい人。
けど、「永遠」など存在しないことも知っている人。
だから、「永遠」を手に入れるために、日々格闘する人。

それを、たくろうさんはGLAYに求めてきた節がある。
自由に、自分が思ってる事を全部出して、それが受け入れられる場所。それがGLAY。

「解散」………永遠が、壊れる。

てっこさんが「脱退したい」って告げた事は。
友達のバンドの解散よりも、あれやこれやのしがらみよりも。
たくろさんの心を打ちのめす出来事だったんじゃないかな。

「10円貸した貸さない、から揚げ食べた食べないで俺ら喧嘩しますから(笑)」
たっくんがよく言う喩えだけど、些細な事のようで、実はそうじゃないんだって、もう分かってるよ。

『ひとひらの自由』。
歌詞を読むほどに、「どうなんだろう…」と黙考してきましたが。

HGツアー代々木でのMC。

 

「大切な人の手は絶対に離すな、大丈夫だから」

「俺の大好きな人達は、どうして俺を置いていくんだよ」

 

失い続けて。
もしかしたら、GLAYも失うかもしれなくて。
親友…戦友すら、失うかもしれなくて。
孤独を噛み締める。

手にしては集めて繋ぎ合わせてたんだけど、どうしても最後までいかなかった欠片達。
最後のひとかけらを、ようやく見つけた感じです。とても痛ましいかけらだったけれども。

 

僕らはいわば生まれた国を追われた
   絶望と希望の間に間の天使だ

 

自分達で作り上げたGLAYなのに、巨大なビジネスとして扱われるようになってしまった。
『GLAY』っていう、自分達の居場所すら奪われようとしてる…故郷を追われる事と同じだね。
ここら辺、『UNITY ROOTS&FAMILY,AWAY』という言葉に通じるものがあるような。

絶望と希望のはざまを、行ったり来たり。
人の心を癒すような歌をうたいながら。

 

共に笑ってた共に闘った君が  そっと眠るように息を止めた
  僕は悲しくて でもなぜだか泣けなくて  ただ安らかである様に祈るばかり

 

レクイエム。鎮魂歌。
失う瞬間、残された人は、何を思うだろう。
ただ、どうか安らかであれと。

 

How do you sleep? my friend.
  Tonight's gonna be allright

 

眠り心地はどう?
悲しい事ばかりだったね。

けれど、今夜はきっとうまくいくはずさ。

 

長い歴史の上 僕らの存在はちっぽけな 河の流れに例えることができるだろうな
   夢を追いかけて 日々(時)に追われて 誰かに惚れて  愛されても
     心の奥底で答えを求めてる

 

ちっぽけな河の流れ。
連綿と続いてく時代の流れ。
その激流の前では、人ひとりの存在なんか本当に些細なものなのかもしれなくても。

激流に飲まれながら。
ともすると、引き摺り込まれそうになる僕達は。
水面に頼りなく浮いたボロ板のように、沈んでは浮き上がるのを繰り返し、繰り返し、流れてゆく。

確かなものなんてなくても。
ボロボロの板きれに、必死にしがみつく。
それしか、ないから。夢とか、愛情とか、いつしか変わってゆくものであろうと。

時は、容赦なく人をその場所に留まらせはしないんだ。

 

wow 人は孤独だ だから歌うんだろう
wow 僕は孤独だ だから歌うんだろう

 

孤独だから歌う。
孤独だから、歌ってきた。

いつも、『孤独』と取っ組み合いながら、曲を作ってきたたっくんです。
2番からは、もっと私的な世界へと風景が変わる。

誰もが幼い頃に乗ったブランコ。
この世の仕組みなど何も知らずに、無邪気に遊んでいたあの頃。

 

小さなブランコに幼い君を乗せて どっちが高く飛べるかを競った
   愛を乞いながら 許しを乞いながらただ 気持ちを込めて小さなキスをした

 

後に『Father&Son』を聴いて思ったんですが。
このブランコの情景は、今現在の風景と、たっくんの深層心理が交互に混じっているのかも。

有栖川公園という、実在の公園で起こった出来事と。
深層心理…遠い幼い頃から、たくろさんの心の奥底にある風景。

"喪失"に怯える心。
"いなくならないで"と、必死に訴える心。

"愛"を乞いながら。
"許し"を乞いながら。

小さいたっくんがブランコに乗ってて、大きいたっくんもブランコに乗ってて。

"愛してください"って。
"許してください"って。

そう言いながら泣いてる姿が、どうしても曲に重なるんだ。

ドームツアー2002ライブビデオ。
たくろさん、泣いちゃってます。東京4日間は、ずっと泣いてたな。
汗拭いてるんじゃない事は一目瞭然、目元に手をやったまま、しばらくそのままで。

あの初ドームから3年。
帰ってきたね。約束守ってくれたね。
3年の月日が流れて、この曲が生まれたんだね。

いっぱい、色々なことがあったんだね。

 

「行くあてがなく、何処へもいけず、誰にも相談できず、
   世界中で2人きりで生きてるような気にさえなっていた朝を」

 

セルフライナーノーツからですが、これと似た事を、99年春…東京ドーム中日にも書き残してました。

 

「ライブが続く日は、やたら五感が冴えてツライね。
   世界中でたった一人ぼっちでいるような感覚になるから。

2人ぼっちはなおツライ。
   胸をえぐるような現実が2人を待つからだ」

 

初めて『ひとひら』の歌詞を読んだとき、↑の言葉を思い出しました。
読んだ瞬間、頭から冷水浴びせ掛けられたような。

ログは残さない人なので、すぐに消えたメッセージ。
保存する間もなくデリートされてたんだけど、下2行はそのままです。ハッキリ憶えてる。

 

行くあてがなかった!何処へも行けなかった!
   朝もやに煙る公園2人きりでいた

季節はずれの花火がほら綺麗だな
   だからもう泣かないで 泣かないで 泣かないで

 

ライブでは、てっこさんとたくろーさんの泣き叫ぶような歌声が重なります。
これはもう、映像を観てくださいと言うしか。とても生々しく、悲しい歌。

でさ、ここまでたっくんが喪失感に襲われたのは。
てっこさんの「GLAYやめたい」って言葉が、ものすごく衝撃だったんじゃないかと思うのですよ。

生きてゆく事は、失い続けるという事。
『Together』や『軌跡の果て』にも、その嘆きは至るトコロにあって。
そんな、失い続けてばかりの生だけど、たったひとつ、失っていないもの。失えないもの。
それが、"GLAY"。

GLAYを取り巻く環境は激変し(UNITY)。
故郷もずっと昔に離れ(ROOTS)。
それと共に、家族からも離れた(FAMILY)。

それでも、GLAYだけは呼吸をやめてなかった。
バンドを始めた頃からの夢を全部叶えても、GLAYは残った。

「さて、これからどうしようか」と、手負いながらも一歩を踏み出そうとした、その矢先に。
……『HEAVY GAUGE』からも汲み取れるように、もっと以前からだったんだろうなとも予想できるんですが。

 

「僕とTAKUROの血が混ざって歌になるっていう」

 

98年ロッキンオンジャパンのてっこさんインタビュー。
血を混ぜるほどの、"歌"。揺るぎ無い信頼感。

何よりも、ずっとずっと長い間一緒にやってきたからこそなんだよね。
これ読んだ時、こんな気持ちで歌われた曲達を聴ける事は本当に幸せだと感謝したです。

 

「家族以上の親密な何かを共有する2人」

 

2000年、Pure soulMOVIEの時期に、パチパチに田家さんが寄稿した時の一文です。
中々言い表せなかった事を、端的にズバリ表現した田家さんに、畏れ多い気持ちになりもしました。

 

どうしようもなくて、みじめで切羽詰まってて、空回りしている時に書いた曲があったのね。
で、TERUが何て言ったかっていうと、「この曲はTAKUROを励ます気持ちで歌います!」って。
救われたよね…その時に初めて。そういうもんなんだなぁって。

俺が何をして欲しかったかっていったら、1番それを欲していたんだ」

手を差し伸べてくれるのを待ってたのを、彼が歌で表現してくれた事が、
今回のアルバムの最大の収穫だったんじゃないかな?

それがたぶん、俺がGLAYに求めてるものなんだ、だからこそGLAYをやってるんだなって凄く感じたな」

"あぁ、独りじゃないんだな"って。
   "独りで生きていくんだっ!"って、東京に来てからずっと思ってたから

 

96年のフールズメイトから。『軌跡の果て』についてです。
てっこさんの歌で、初めて救われたたくろさん。
っていうか、人ひとり救うという事は、人生で1度出来るか出来ないかぐらいのもんで。
しかも、たくろさんほどに欠落感や孤独感を抱えた人を救うのは、生半可な気持ちじゃ不可能で。

GLAYに求めてるもの。
ずっと、助けて欲しかった。
押し潰そうとする孤独から、手を差し伸べてくれるのを。


 

神は物言わぬ花に姿を変えては心に咲き うずくまる人を励まし続けてゆくだろう

 

神様、か。
神さまは、その人に1番親しい人に姿を示して手を差し伸べるんだと、子供の頃どこかで聞いたな。

『生きがい』では、「祈るべき神も 祈る言葉もとうにないさ」と歌ってたね。

けど、神さまは自分の心の中にいる。
ものは言わないけど、ひっそりと人それぞれの心の中にいるんだと。
「決して、独りじゃないんだよ」って、孤独に震えた肩を、優しく包んでくれる。
てっこさんは、歌でそれを示してくれてた。

でも。
「脱退」や「解散」が、現実味を帯びてきて。
てっこさんに「抜けたい」と打ち明けられて。
『GLAY』が、たくろさんの手からこぼれて、失われそうになった時。
たくろさんは、どんな想いでいたんだろう。

 

どうか消えないで そばにいて 触れてずっと抱きしめて
      もうすぐ太陽が君を連れ去ってしまうから

 

そう考えてみると、↑の歌詞は言葉もないです。

夜明け前、朝もやに煙る公園。
あと少ししたら、太陽が全てを照らし出す。

小さなたっくんが、泣いてるよ。

彼らの夜明け前。
喪失の痛みを越えて、手を決して離さないで。

 

wow 人は孤独だ だから歌うんだろう
wow 僕は孤独だ だから歌うんだろう

全てを賭けて築いてきたこの道を  今は未だ振り向かず振り返らずに

 

夜明けは訪れ、太陽が全てを奪い去ることはありませんでした。
GLAYは結成以来最大の危機を乗り越え、今も尚、航海は続いてる。

彼らだけが築いてきた道。
全てを賭けて。本当の意味で、全てを賭けて。

今は未だ振り向かず、振り返らずにと歌われてきたけれど、こうして少し振り返られたのは。
ようやく話が出来るまで、彼らの傷が癒えてきたからかなと思います。

 

Don't worry my soul.
Don't worry my friend.

 

ひとひらの自由。

20020919